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アンドラダイトガーネットというガーネットを皆様ご存知でしょうか?
ガーネット好きの方であればご存知かも知れませんが、一般的には名前が知られていませんのでほとんどの皆様がご存知ないガーネット種であると思います。
鉱物名は19世紀のブラジルの鉱物学者「アンドラダ」から命名されました。
和名では灰鉄柘榴石(かいてつざくろいし)と呼ばれ、このコーナーに見られるようなアンドラダイトの古典的な褐色系のこのタイプのルースは意外に流通量が少なく、柘榴石としては珍しい部類に属します。
このアンドラダイトガーネットは、かの有名な人気の高いデマントイドガーネットも このアンドラダイトグループに属し、黄色や緑色を示す外観がトパーズに似たトパゾライト、チタンを含む黒色のメラナイトなどがよく知られています。
また、世界的にも、日本でも有名な奈良県天川村産のレインボーガーネットもアンドラダイトグループの結晶となっています。
もちろん、結晶のカットの具合、内包物に左右はされますが、 高い屈折率で、ガーネット種の中でも抜群の分散度を持つ アンドラダイトの特性により、ダイヤモンドのような煌きと
虹色の多色ファイア(光の分散)をアピールします。
強い輝きを持つアンドラダイトの個体は必見です。
多種多様に渡り、数あるガーネットコレクションの1つとしても 見逃せない、きらびやかな美しさを誇る注目の宝石です。
神秘的な輝きを是非コレクションして下さい。 |